事例11:収納を段差で創出したメゾネットの和モダン賃貸
(埼玉県さいたま市岩槻区/木造2階建 テラスハウス 1棟5戸)
分期計画・ZEH・プロジェクター・小上がり収納・ナノバブル


物 件 概 要
-
所在地:埼玉県さいたま市岩槻区
-
構造・規模:木造・地上2階建
-
建物種別:テラスハウス(長屋建住宅)
-
総戸数:1棟5戸(2LDK)
-
敷地面積:416.34㎡(125.9坪)
-
延床面積:331.2㎡(100.2坪)
-
完成年月:2024年12月
事 業 収 支
-
建築費:7,500万円
-
設計費:365万円
-
総事業費:7,865万円
-
月額賃料:62万円
-
年額賃料:744万円
-
表面利回り:9.45%
-
金融機関:非公開
■同業他社には真似できない「モデルハウス」としての使命
今回のクライアント様は、別のプロジェクトで依頼させ て頂いた「建築会社」でした。自社で土地活用を提案する際の「生きたモデルハウス」としての役割も担わせたいというオファーです。
そのため、賃貸事業としてのシビアなキャッシュフロー成立はもちろんのこと、同業他社には絶対に真似できない“唯一無二の商品”としての圧倒的な企画力とブランディングが求められました。
今回の間取りのベースは建設会社の規格商品ですが、元々完成度が高かったので、検討に関してはプラスαとしての付加価値の提供と空間の使い方になります。
私が提案したのは既に収納面積が満たされていたので、ウォークインクローゼットの部分を、スキップフロアにして居住空間と収納空間を両立するというアイデアでした。








■広大地開発の回避と、立地の弱点を補う戦略
最寄り駅から遠く、シングル層向けの立地ではありません。法令が厳しい第一種低層住居専用地域であるため中高層建物は建てられず、且つ、土地の所有者はグループ会社である管理会社のため「独立採算で建築会社の利益も確保する」という高いハードルもありました。
この「駅から遠い」という弱点を、圧倒的な「居住空間の魅力」で反転させることで、リスクを織り込んだ上でも十分に満足いただける事業収支を叩き出したのです。
■統一された「和モダン」デザインと専用庭
各戸には人工芝を敷き詰めた専用庭を設けています。
全体計画の統一イメージを持たせるため「和モダン」をモチーフとし、縦格子を外壁のアクセントに配し 、軒裏を木目調にする ことで、街並みとしての一体感と高級感を演出しています。

■「賃貸」の常識を覆す、ハイスペックな付加価値
間取りは各戸2LDKで、専有面積は66.24㎡とゆとりを持たせました。特筆すべきは、その内部仕様です。
プロジェクターを用いた「ホームシアター」や、独立した「テレワークスペース」、さらに 「小上がり収納」「スマートロック」「ナノバブル発生装置」など、分譲住宅でもなかなか見られないレベルの差別化設備を標準搭載しました。
これが、駅から遠くても「どうしてもここに住みたい」と入居者に思わせる、強力なマグネット(引力)となったのです。
■プロの課題解決がもたらした成果
このプロジェクトでは、単に建物を建てるだけでなく、エリアの賃料調査、付加価値の考え方の共有、営業部門と連携したリスク管理など、プロジェクトチーム全体で多くの課題を解決しました。
結果として、モデルハウスとしての経費をかけずに入居者から家賃をいただきながら宣伝効果を生むという、建築会社にとって「究極の土地活用」が完成したのです。









■お客様の声
賃貸としての収益性と、モデルハウスとしてのブランド価値を 同時に成立させるという難しいミッションを、 期待以上のクオリティで形にしていただきました。 「和モダン」の統一感や小さな子供を持つファミリーにターゲットを絞ったプラ ンを盛り込んでいただき、差別化ポイントとして営業活動でも大きな武器となっております。ありがとうございました。